【再発令】緊急事態宣言
2021.01.09[日々のあれこれ]
【緊急事態宣言の再発令】
こんにちは。西新宿の行政書士、田中良秋です。
新型コロナウイルスの感染は引き続き拡大が続いています。
私の周囲でも、
交歓会やご挨拶まわり、勉強会など、
軒並み中止、延期となり、
再び自粛モードに入っている状況です。
日本では、5月の緊急事態宣言を経て、
いったんは感染の勢いがおさまりましたが、
GoToキャンペーンの展開や
外国人への入国制限の緩和が進んだ10月以降から、
急速に感染が拡大しています。
<日本国内ウイルス新規感染者推移>
Worldmeter's infomation about Japan case of the virus
これを受けて日本政府は、
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県
を対象とし、
1月8日から2月7日までの1か月間
緊急事態宣言を再発令
しました。
※対象エリアは今後変動する可能性があります。
※期間は限定されていますが、
状況によって、解除時期は変動する可能性があります。
※1月14日より、
栃木県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県
が対象追加となりました。
【再発令版の内容】
5月の緊急事態宣言では、
ビジネスやプライベートに関わらず、
あらゆる人やモノの流れが、
「なにもかも自粛・規制」されていました。
今回の緊急事態宣言は、
・飲食店は営業時間を20時までと短縮
・お酒の提供は11時から19時まで
・テレワークによって出勤者を70%減らす
・20時以降は不要不急の外出を自粛
・スポーツ観戦やコンサートは5,000人を上限、
収容率を50%以下に減らす
など、より重点的な対策がおかれています。
※対象となる「飲食店」は、
居酒屋、レストラン、カフェ、バー、カラオケボックス
などが該当します。
※宅配やテイクアウトは対象外です。
今回、これらの要請に従わない事業者に対しては、
1月7日に改正された特別措置法45条に基づき、
休業や営業時間短縮要請に応じない飲食店の店名を公表され、ることになります。
【国内各種制度の運用状況】
再発令された緊急事態宣言によって、
ビジネスに関わる制度への影響を整理してみました。
1⃣GoToキャンペーン
2020年10月より展開していたGoToキャンペーンは、
ウイルス感染拡大を受け、
2020年12月28日からGo Toトラベルを一時停止しています。
その停止期間は、1月11日までと設定されていましたが、
政府は、2月7日まで延長と発表されました。
※経済産業省:GoToイベント事業の取り扱い
2⃣海外からの渡航者の出入国
2020年12月末より、
全世界からの新規渡航者は一時停止となっています。
※以前のコラムで、
新規入国停止措置について詳しくご紹介しております。
⇒こちら
一方、
ビジネストラック、レジデンストラックが
適用されている11か国に対しては、
1月20日まで入国スキームを利用して入国を認められます。
⇒1月21日から2月7日まで、入国はできません。
※以前のコラムで、
入国スキーム対象11か国についてご紹介しています。
⇒こちら
※入国の際は、PCR検査などを受け、
陰性証明書を提出することが必要です。
3⃣事業支援
現時点で判明している事業支援の制度がございます。
ビジネスに関連する運用状況をご紹介します。
<雇用調整助成金>
特例措置を月末までの延長を検討中。
(実現すれば、4回目の再延長)
※厚生労働省:雇用調整助成金(新型コロナ特例)
<感染拡大防止協力金>
各自治体で展開中。
東京都は、営業時間短縮に応じた飲食店に対して、
1店舗あたりの支給額を最大186万円
とすることが決定。
※東京都産業労働局:感染拡大防止協力金
<持続化給付金・家賃支援給付金>
本来の申請期限である
1月15日時点で書類が揃わなかった理由
を記載した文書を1月中に送付すれば、
申請期限が2月15日まで延長
とする措置が取られています。
※持続化給付金
※家賃支援給付金
<セーフティネット4号・5号>
2020年11月20日より、4号の指定期間を3か月延長。
指定期間内は利子補給、融資の据え置き遊具、保証料ゼロなど優遇。
5号は引き続き対象業種を全業種に拡大中。
※中小企業庁:セーフティネット4号指定期間延長
※中小企業庁:セーフティネット5号指定業種
※セーフティネットについては、
以前のコラムでも詳しくご紹介しています。
⇒こちら
<民間金融機関の融資>
売上減少要件、または、
セーフティネット、危機関連保証の認定で
実質無利子・無担保の融資が可能。
<政府系金融機関の融資>
低金利での特別融資を展開中。
※日本政策金融公庫:コロナ特別貸付
※日本政策金融公庫:コロナ資本性劣後ローン
※商工中金:コロナ特別貸付
これら以外にも、
現在政府にて、さまざまな制度展開を検討中とのことです。
融資や補助金、保証制度の拡充が望まれます。
※1月8日梶山経産大臣のコメント
※全国商工団体連合会:支援制度強化要求声明
新型コロナウイルスは、
この年末から変異種による報道も出ており、
感染拡大以降もまだまだ解明できていないことも多く、
皆さまの日々の生活にも、
引き続き大きく影響が出ているものと思われます。
デマやフェイクニュースも出回っているようですので、
惑わされず、正しい認識をもって、
2月上旬まで乗り切っていきたいですね。
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