※JLOX+補助金の各サポートプログラムについては
　そのほかのコラムでご紹介しています。
　⇒国内映像制作プログラム
　⇒国内映像企画開発プログラム
　⇒国内ロケ誘致プログラム
　⇒システム開発実証プログラム
　⇒次世代デジタルコンテンツ創出プログラム



【エンタメのグローバル展開サポートが再び！】

こんにちは。西新宿の行政書士、田中良秋です。
エンターテイメントを幅広くサポートし、
日本のエンタメ業界を強力にバックアップする、
JLOX補助金。
2024年からは、その名も
JLOX+補助金
と変わり、
さまざまなエンタメ事業をサポートする制度
となっています。

サポートプログラムはさまざまに分かれますが、
今回は、昨年末からアップグレードして
再展開となる、

海外向けローカライゼーション
＆プロモーションサポート

をご紹介します。

海外展開を促進し
ジャパニーズブームを生み出す
ジャパニーズエンターテイメント
を強力にサポートするこのプログラムは
エンターテイメントの海外展開を
積極的に検討されている事業者さまに
ご活用いただきたいと思います。




【海外展開サポートのグランドルール】

1⃣制度目的
海外ローカライゼーション＆プロモーション
サポートプログラムは、

コンテンツ主体の海外展開における
ローカライズ及びプロモーション事業者
を対象にサポートし、
日本発のコンテンツなどの海外展開
また
日本ブーム創出を通じた
関連産業の海外展開拡大やインバウンド

の促進につなげることを目的としています。

＜公募要項：制度目的イメージ＞

ここで定義されている
ローカライゼーションとは、
商材やサービス、コンテンツを
外国人の体験をより良いものにするために
特定の国や言語、地域、文化、宗教、法律
などにフィットするようにカスタマイズ
することを言います。
その内容は
単なる翻訳などにとどまらず、
ビジュアルやUI、サプライチェーンなどに
幅広く対応するものです。

2⃣申請対象者
海外ローカライゼーション＆プロモーション
サポートプログラムの
申請対象者及び対象外者は、
以下の条件を満たす法人、団体となります。
要件を満たす法人であれば国内外を問わない
ところに、サポートの深さを感じますね。



3⃣補助対象事業
海外ローカライゼーション＆プロモーション
サポートプログラムの補助対象となるのは
次の要件を満たす事業です。



具体的な事業イメージとしては、
コンテンツをメインにして
海外展開をおこない、
そのプロセスとして
海外向けに
ローカライズ、メディアPR、ブース出展
などをおこなう事業となります。

＜公募要項：想定される事業スキーム＞


一方、
次のようなコンテンツは補助対象外
となります。





4⃣補助金額と補助率
海外ローカライゼーション＆プロモーション
サポートプログラムの
補助率は対象経費の50％
MAX補助金額は
1案件につき2,000万円
で、
補助対象経費として金額要件がないので
少額案件であったとしても補助対象
となるところは、うれしいポイントです。
す。

一方、
1社につき複数申請OKですが、
MAX補助金額は4,000万円まで
と補助上限が設定されています。
また、
申請を1案件にとりまとめの際、
出展個社間に関係会社が含まれている場合は
MAX補助金額は
同一関係会社全体で１案件 2,000 万円
に下がります。
※ジャパンパビリオンを形成する
　取りまとめの場合、
　出展個社ごとの上限枠利用によって
　1案件のMAX補助金額を増額できます。
　⇒別途手続き必要
　　当事務所までご相談ください。

5⃣補助対象経費
海外ローカライゼーション＆プロモーション
サポートプログラムの
補助対象/対象外経費は、次のとおりとなります。

＜公募要項：補助対象経費＞


＜公募要項：補助対象外経費＞


基本的には、
事業者自身が支出し
交付決定日以降に発生するものが対象経費
＝概算払い制度がない
となり、
経費によっては
補助対象金額に制限がかかることがある
ことに注意したいところです。
⇒当事務所までご相談ください。



6⃣対象事業期間
海外ローカライゼーション＆プロモーション
サポートプログラムの対象事業は
採択決定日から2025年2月28日まで
におこなうものです。
5⃣で説明しましたとおり
このサポートプログラムには概算払いがない
ため、経費の発生が早まらないよう、
綿密に収支計画を立てていく
必要があるでしょう。




【海外展開サポートの申請フロー】

海外ローカライゼーション＆プロモーション
の申請は
JLOX+補助金システムでのオンライン申請
となります。
申請件数は、各要件を満たす前提であれば、
制限はありません。

申請時には、
事前に事業者登録をおこないます。

申請受付期間は
2024年3月4日から2025年1月17日まで
と広期間となります。
昨年末のこのプログラムの申請受付は
3か月半だけだったのにくらべると
2024年版は、
事業者さまの事業計画に合わせて
活用しやすくなっているのではないでしょうか。

＜公募要項：補助金スケジュール＞


無事に採択された申請事業は、
事業終了日から90日以内
or2025年2月28日のいずれか早い方まで
に、成果物や会計書類とともに
実績報告をあげなければなりません。

実績報告された事業は
外部審査委員会による確定検査を経て、
最終的な補助金額が確定します。
※確定検査を終えた補助金は
　遅くとも2025年3月31日までに
　指定口座に入金されます。

＜公募要項：JLOX補助金のながれ＞





【海外展開サポートは具体性を最重要視】

海外ローカライゼーション＆プロモーション
サポートプログラムにおける審査基準は、

コンテンツ力
事業内容
費用の合理性

の3本を柱となり、
総合的な審査を予定しています。

＜公募要項：審査基準＞


なかでも最重要視されているのが、
事業内容
であり、

事業内容や海外展開の戦略性
ローカライズやプロモーションの方法
堅実な計画に基づいた収支見込み
効果的な海外展開であることの裏付け
事業遂行できる組織体制や過去実績

などを事業計画として
いかに詳細に説明できるか
が重要でしょう。

ほかのサポートプログラムに比べると
申請受付期間を長く設定している
というメリットも魅力ですので、
エンタメ事業においてフル活用のうえ、
事業計画を立てていきたいところです。




【海外展開を後押しする補助金！ご活用ください】

コンテンツの海外展開が
成功することによって、
国境や人種の垣根を超えた
エンターテイメントの共有ができ、
事業者さまにとっても今後の事業拡大を占え、
さまざまな関連ビジネスへの可能性
が広がります。

私たちが親しむエンターテイメントが
世界中の皆さんと分かち合えることは
うれしいことでしかなく、
展開する事業者さまにとって利益追求にもなる
のは、まさにウィンウィンとなり、
ワクワクすることは間違いありません。

WINDS行政書士事務所でも
海外ローカライゼーション＆プロモーション
サポートプログラムをはじめ、
JLOX＋補助金の全申請プログラムのサポート
を幅広く承っています。
過去のJLOX補助金の豊富な採択実績
をほこる当事務所の強みを活かして
事業者さまのエンタメビジネスに貢献しますので、
是非、ご活用、ご相談ください。