※JLOX+補助金の各サポートプログラムについては
　そのほかのコラムでご紹介しています。
　⇒国内映像制作プログラム
　⇒国内映像企画開発プログラム
　⇒海外向けローカライゼーション＆プロモーションプログラム
　⇒システム開発実証プログラム
　⇒次世代デジタルコンテンツ創出プログラム



【海外制作会社のロケ費用をサポート！】

こんにちは。西新宿の行政書士、田中良秋です。
今年より映像制作を中心に展開がスタートしている、
JLOX＋補助金。
各サポートプログラムのグランドルールが
続々と後悔されており、
一部のサポートプログラムでも
申請受付が始まっています。

そんな各サポートプログラムのうち、
海外の映像制作会社の国内ロケ
に関連する費用をサポートしてくれる

海外制作会社による国内ロケ誘致プログラム

をご紹介します。




【国内ロケ誘致プログラムのグランドルール】

1⃣制度目的
国内ロケ誘致サポートプログラムは、
海外の映像制作者などによる
日本国内ロケ撮影に関連する制作費
ポストプロダクションにおける

をサポートし、
ロケやVFXなどの高度な編集作業誘致
国内人材の活用
地域との協力
を通じて、
映像産業や地域の振興と一層の発展
インバウンドの増加
などの促進を目的としています。

昨年展開のプログラムにはなかった
VFX編集
バーチャルプロダクションの背景素材作成
作業についてもサポートを約束されており、
さらに制作映像の可能性が広がる
サポートプログラムに生まれ変わりました。

＜公募要項：制度目的イメージ＞


2⃣申請対象者
国内ロケ誘致サポートプログラム
に申請できるのは、以下の条件を満たす
国内設立法人、映像制作者
が基本となります。

海外制作会社単体での申請はNG
ですので、注意しましょう。



＜公募要項：申請者応募想定スキーム＞


3⃣対象コンテンツと事業
国内ロケ誘致サポートプログラムの
対象・対象外コンテンツは、次のとおりです。





補助金事務局が想定している
事業モデルとして、
海外の映像制作会社が、
日本でロケを経た映像作品を制作し、
ポストプロダクションプロセス
における編集作業を国内で対応して
さまざまな国で配信、公開する
が挙げられています。

＜公募要項：想定採択事業＞


さらに、補助対象事業としては
次の要件を満たす必要があり、
相当規模な製作費が見込まれる
ことが求められていることがわかります。

＜公募要項：応募要件＞


この要件のなかで欠かせないポイントとして、
日本国内でロケを実施
＝ワンシーンでも日本を扱うシーンが
　入っていなければならない
ことをおさえておきましょう。

4⃣補助金額と補助率
ロケ誘致サポートプログラムの
補助率は50％
MAX補助金額は10億円
となります。
この範囲内であることを条件として
同申請者による複数申請もOKです。

＜公募要項：補助率＞




5⃣補助対象経費
国内ロケ誘致サポートプログラムの
補助対象経費は、次のとおりとなります。

＜公募要項：補助対象経費＞


＜公募要項：補助対象外経費＞


昨年の同サポートプログラムと同様の経費
に加えて、
高度な映像編集費もラインナップ
されていることが、
2024年版の注目ポイントとなります。

基本的には、
日本国内で発生した
事業者自身が国内法人に対して支出し
交付決定日以降に発生するものが対象経費
＝概算払い制度NG
＝日本国内で申請者が支払った経費
となり、
経費によっては
補助対象金額に制限がかかることがある
ことに注意したいところです。

6⃣対象事業期間
ロケ誘致サポートプログラムの対象事業は
採択決定日から2025年1月31日まで
におこなうものです。

＜公募要項：補助対象事業期間＞


5⃣で説明しましたとおり
このサポートプログラムには概算払いがない
ため、経費の発生が早まらないよう、
綿密に収支計画を立てていく
必要があるでしょう。




【国内ロケ誘致サポートの申請フロー】

国内ロケ誘致サポートプログラムの申請は
オンライン申請でおこないます。
申請件数は
各要件を満たせば、制限はありません。

2024年のJLOX+では
jGrantsを使用するため、
Gbizプライムアカウントの取得が必要
であることに、注意しましょう。
※事業者登録もこの申請と同時におこないます。

申請受付期間は3月4日から9月13日まで
で3回の公募がもうけられ、
幅広い期間で申請できますので、
堅い事業計画をたてて、申請準備をしたいところです。

＜公募要項：補助金申請スケジュール＞


無事に採択された申請事業は、
作業完了日から90日or2025年1月31日
までのいずれか早い方までに、
成果物や会計書類とともに
実績報告をあげなければなりません。

＜公募要項：実績報告での必要証憑＞



実績報告された事業は
外部審査委員会による確定検査を経て、
最終的な補助金額が確定します。
※確定検査を終えた補助金は
　遅くとも2025年3月31日までに
　指定口座に入金されます。

＜公募要項：JLOX補助金のながれ＞





【採択へつながる４つの審査ポイント】

国内ロケ誘致サポートプログラムの審査において
軸となる要素は、

事業遂行力
実施体制
経費の妥当性
企画内容

の4つを柱として、
総合的に審査がおこなわれます。

＜公募要項：審査基準別審査ポイント＞


万全のスケジュールと体制
観客をうならせる映像企画
大規模制作の作品
具体的且つ合理的な収支計画

を申請書類でいかにアピールできるか
が採択をにぎるカギとなります。

また、
4項目の加点項目も有効ですので、
申請事業に該当できるものがありましたら
活用したいところです。




【誘致サポートでインバウンド・事業・人材活動を促進！】

大規模ロケを経た素晴らしい映像作品には
さまざまなコストが相当金額かかります。
この国内ロケ誘致サポートプログラムを
活用することによって、
誘致や映像編集にかかるコストを
強力にバックアップしてくれ、
ひいては国内人材活用が広がり、
映像にかかる事業者さまの取り組みが
世界に評価されるといった
大きな大きなビジョンにもせまることができます。

国内ロケや映画制作費の発生が控えている
または検討されている事業者の皆さまは、
是非このサポートプログラムをご活用ください。

WINDS行政書士事務所では、
JLOX＋補助金の全サポートプログラムの
申請から実績報告までの
サポートを承っております。
過去の採択実績をほこり、
エンタメ現場へも精通したサポートを
是非、ご活用ください。