コラム

【プリプロダクションコストをサポート】JLOX+補助金(国内映像企画開発プログラム)

2024.03.08[事業支援]


※JLOX+補助金の各サポートプログラムについては
 そのほかのコラムでご紹介しています。
 ⇒
国内映像制作プログラム
 ⇒
海外向けローカライゼーション&プロモーションプログラム
 ⇒国内ロケ誘致プログラム

 ⇒システム開発実証プログラム
 次世代デジタルコンテンツ創出プログラム



【シンJLOX補助金!映像企画開発コストをサポート】

こんにちは。西新宿の行政書士、田中良秋です。
2024年版JLOX補助金として
展開スタートしている、JLOX+補助金
今年はおもに
映像制作に関わるサポートプログラムが
充実しています。
この補助金で用意されている
サポートプログラムは現在6種類ありますが、

今回のコラムはそのなかの、

国内制作映像作品の企画・開発

サポートプログラムを
2024年版最新のグランドルールに沿って
ご紹介します。




【国内映像企画開発プログラムのグランドルール】

1⃣制度目的
国内映像企画開発サポートプログラムは、
グローバルマーケットへの進出を目指す
映像作品の国内制作
に向けて、
多様な資金調達機会の獲得
ハイクオリティな企画開発、権利処理
の取り組みをサポートすることで、
映像コンテンツの国際競争力&収益基盤強化
に向けた取り組みの促進
を目的としています。

<公募要項:制度目的イメージ>


2⃣補助対象事業
国内映像制作サポートプログラムは
海外展開を念頭においた
国内での映像コンテンツ制作事業

のなかの、
企画開発取り組み
が補助対象事業となります。

<公募要項:支援対象事業>

※上記以外のコンテンツであっても
 企画開発取り組みとして
 特別に補助対象と認められる場合があります。

 ⇒当事務所までご相談ください。
※成人向けコンテンツや
 政治・宗教的コンテンツ制作事業の
 企画開発取り組みは
 補助対象外となります。


海外進出を念頭に置いた
映像コンテンツの企画開発
においては、

 資金調達ルートの開拓、維持
 脚本やシナリオの作成、管理
 映像作品としての権利処理
 海外パートナーとの契約ネゴ


などといったさまざまな課題をクリア
しなければなりません。
こうした課題を解消し、
クオリティの高い映像作品の
制作フェーズに向かう前段階の取り組み

をサポートするプログラムとなっています。

<公募要項:補助対象事業の具体例>


補助対象の制作フェーズは、
プリプロダクション
となります。

昨年末までは
プロダクション
ポストプロダクション

も同じサポートプログラムとして
展開されていましたが、
今年は別プログラムとして区別
されていることに、ご注意ください。



3⃣申請対象者
国内映像制作サポートプログラム
に申請できるのは、以下の条件を満たす

国内設立法人

となります。
国内映像制作サポートプログラムと違い、
自治体や製作委員会などは補助対象となりません
ので、注意しましょう。





4⃣対象コンテンツと事業
国内映像制作サポートプログラムの
対象・対象外となるコンテンツは、
次のものです。




さらにこれらのコンテンツは、
次の要件を満たす必要があり、
求められる展開事業が大規模であることが
わかるかと思います。


プロダクション・ポストプロダクションは
 このサポートプログラムからは区別され、
 プログラムとして展開されています。


5⃣補助金額と補助率
映画制作サポートプログラムの
補助率50%
MAX補助金額1,000万円
となります。
複数申請もOKですが、
1申請者に対するMAX補助金額は2,000万円まで
となりますので、注意しましょう。



6⃣補助対象経費
映像制作サポートプログラムの
補助対象経費は、次のとおりとなります。

<公募要項:補助対象経費>


<公募要項:補助対象外経費>

通訳にかかる人件費も補助対象外となります。

基本的には
事業者自身が支出し
交付決定日以降に発生するものが対象経費

=概算払い制度がない
となり、
経費によっては
補助対象金額に制限がかかる
ことがある
また、
社内人件費は
健保等級単価によって
事業従業者ごとに計算し、
それぞれの業務日誌を整備する必要がある

ことに注意したいところです。
当事務所までご相談ください。



7⃣対象事業期間
国内映像制作サポートプログラムの
対象事業期間は
採択決定日から2025年1月31日まで
におこなうものです。



6⃣で説明しましたとおり
このサポートプログラムには概算払いがない
ため、経費の発生が早まらないよう、
綿密に収支計画を立てていく
必要があるでしょう。
※審査結果は、
 申請募集回に合わせて異なります。





【国内映像制作サポートの申請フロー】

国内映像制作サポートプログラムの申請は
JLOX+補助金システムによるオンライン申請
となります。
申請件数は、各要件を満たす前提であれば、
制限はありません。

申請時には、
事前に事業者登録をおこないます。

申請受付期間は4回に分けられ、
初回公募は3月25日よりスタート
します。
当事務所までご相談ください。

<公募要項:補助金スケジュール>


無事に採択された申請事業は、
作業完了日から90日以内or2025年1月31日
のいずれか早い方
までに、
成果物や会計書類とともに
実績報告をあげなければなりません。

実績報告された事業は
外部審査委員会による確定検査を経て、
最終的な補助金額が確定します。
※確定検査を終えた補助金は
 遅くとも2025年3月31日までに
 指定口座に入金されます。

<公募要項:JLOX+補助金のながれ>


<公募要項:求められるおもな証憑物>

※確定検査の状況によっては、
 これら以外の書類も
 提出を求められる場合があります。





【審査のカギをにぎる要素は?】

国内映像制作サポートプログラムの審査は、

コンテンツ力
海外展開への戦略性
事業内容
費用の合理性


の4つが審査基準となり、
申請事業が総合的に審査されます。

<公募要項:審査基準別審査ポイント>


映像作品としてのクオリティ
中長期的な事業戦略の見通し

に加えて、
昨年末までのプログラムにはなかった、
海外展開に向けての戦略性
作品の権利キープ処理などの対策

が事業計画書や収支計画
でアピールできるか


が採択をにぎるカギとなりそうです。

また各審査基準に設定されている
加点項目も最大限活用したいところです。




【映像制作を強力に後押ししてもらえるチャンス!】

国内はもちろん、海外で展開予定の映像作品は、
やはり、クオリティの高さが命。
事業者さまの満足のいく作品
を制作するためにも、
企画開発段階で欠かせない
資金調達やコネクション作りのために
十分に活用の価値があるサポートプログラムです。

昨年とくらべて、このプログラムの申請公募は
4回と大幅に増えていますので、
この機会を逃さず、ご活用いただきたいです。

WINDS行政書士事務所は、
過去採択実績のノウハウをもって
JLOX+補助金のすべての申請枠において
申請や実績報告のサポートを承っております。
どうぞお気軽にご相談ください。