【補助要件拡充!】IT導入補助金2025
2025.02.26[事業支援]

【端末からシステムまで!IT費用をサポート】
こんにちは。西新宿の行政書士、田中良秋です。
IT機器やツールにかかる費用をサポートする
IT導入補助金。
2025年度も展開継続が決定、
3月末より第1次公募受付を控えています。
2025年度バージョンは、
各申請枠の拡充も見られ、
生産性や業務効率アップを目指す
事業者の皆さまにとって、
さらに魅力的な制度となっています。
現段階でリリースされている情報から
補助金申請サポートのスペシャリストが
解説します。

IT導入補助金は、
中小企業・小規模事業者をおもな対象に、
労働生産性アップ
を目的として
業務効率化・DXなどに向けた
ITツールの導入をサポート
する補助金
です。
この補助金の対象となる
導入ITツールは、
ハードウェア
ソフトウェア
クラウドサービス
などがメインとなり、
ほかにも、
コンサルティング
アフターサービス
社内トレーニング
などにかかるコストなど多岐に渡り、
通年人気の補助金となっています。
事業者がビジネスにおいて
IT最大限活用の強力なサポート制度
と言えますね。
昨年度と比べると
2025年バージョンは次の拡充がみられます。
※各申請枠公募要領が公開されています。
⇒こちら
拡充ポイント①補助対象経費
通常枠、複数社連携IT導入枠、
インボイス枠・インボイス対応類型
での拡充ポイントです。
昨年度バージョンで3枠の補助対象経費は
ソフトウィア購入費
クラウド利用料(MAX2年分)
であったところ、
2025年度バージョンは導入関連費が追加
されます。
この費用がサポート対象となることで、
保守サポートやマニュアル作成、
ITツールを導入後の定着促進が見込めます。
拡充ポイント②最低賃金近傍事業者の補助率
通常枠での拡充ポイントです。
2024年度バージョンでの補助率は
1/2だったところ
2025年度バージョンは、
最低賃金近傍の事業者であれば
補助率は2/3に上がります。
ただし、
この条件を満たせる対象事業者は
3ヶ月以上地域別最低賃金
+
50円以内で雇用するスタッフ数が
全スタッフ数の30%以上
となります。
拡充ポイント③補助額・補助率の変更
セキュリティ対策推進枠での拡充ポイントです。
2024年度バージョンでは、
補助率1/2
MAX補助金額50,000円~100万円
でしたが、
2025年度バージョンでは、
補助率が中小企業1/2、小規模事業者2/3
MAX補助金額が50,000円~150万円
とそれぞれアップします。
<申請枠>
2025年度バージョンの申請枠は、
昨年度と同様、次の5つとなります。

5つのラインナップは次のとおりです。
1⃣通常枠
生産性や業務効率アップのための
ビジネスのデジタル化を幅広くサポートします。
<中小企業庁:補助金概要>

<IT導入補助金2025:補助対象>


申請者は、以下から
1種類以上の業務プロセス
を保有するソフトウェアを
申請しなければなりません。
汎用・自動化・分析ツールだけの申請はNG
であることに注意しましょう。
<IT導入補助金2025:申請業務プロセス>

2⃣インボイス枠(インボイス対応類型)
インボイス登録における
会計や受発注システム導入をサポートし
労働生産性アップに寄与します。
<中小企業庁:補助金概要>

<IT導入補助金2025:補助対象>


3⃣インボイス枠(電子取引類型)
インボイス対応において特に
商流単位での受発注システム導入
をサポートします。
申請者がこの要件を満たすことによって
大企業も合わせて補助対象になるのが
魅力の申請枠です。
<中小企業庁:補助金概要>

<IT導入補助金2025:補助対象>


4⃣セキュリティ対策推進枠
サイバーセキュリティ対策強化を目的に
サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト
に掲載される
セキュリティサービス利用料
をサポートします。
※IPA:2024/10/10現在のサービスリスト
<中小企業庁:補助金概要>

<IT導入補助金:補助対象>


5⃣複数社連携IT導入枠
複数連携事業者が取り組む
地域DXの実現、生産性アップ
の取り組みをサポートします。
連携コーディネートやコンサルティング
にかかる費用も補助対象
となります。
<中小企業庁:補助金概要>

<IT導入補助金2025:補助対象>


<補助対象者>
IT導入補助金の基本的な補助対象者は
中小企業
小規模事業者(個人事業主含む)
です。
中小企業や小規模事業者の定義は、
次のように業種によって異なります。


一方、次の事業者は補助対象外となります。

<補助率・MAX補助金額>
各申請枠と業務プロセス数
によってそれぞれ設定が異なりますが、
補助率は1/2~4/5
MAX補助金額は10万円~450万円
となります。
各申請枠ごとの詳細は、
先ほどご紹介した概要をご参考ください。
<補助対象経費>
いずれの申請枠も共通して、
生産性向上に役立つ
ソフトウェア購入費
導入関連費
クラウド利用料
などがおもな補助対象経費です。
申請枠でご紹介しましたように、
申請枠によって対象経費が拡充されます。
<補助対象ITツール>
対象のITツールには、
ソフトウェアだけでなく
導入コンサルティング
導入設定・マニュアル作成
導入研修
といった導入に係る役務も含まれます。
ただし、
対象のIT導入支援事業者とツール
が決められており
補助金事務局の事前審査を受けていないサービス
導入ソフトウェア価格に対して
役務全体価格が高額過ぎるものは
補助対象外
となります。
※2025年度バージョンのIT導入支援事業者は
近日中に公開予定です。

<申請>
過去募集回に引き続き、
オンライン申請となり、
GビズIDプライムアカウントの取得
が必要となりますので、
申請にあたって
事前にアカウント登録をしておきましょう。
※jGrantsについては、
以前のコラムでも詳しくご紹介しています。
※複数社連携IT導入枠においては
申請フローが異なります。
⇒事務局の案内
また、
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
が実施する
SECURITY ACTION
で
1つ星or2つ星を宣言すること
も必要ですので、事前に宣言準備しましょう。
※IPA:SECURITY ACTION
気になる
2025年度バージョンの申請受付については
1次公募が3月31日受付スタート
予定です。
※締切日は5月中旬~6月中旬までと、
申請枠によって異なります。
⇒事業スケジュール

【行政書士が回答!IT導入補助金でよくある質問】
通年展開中のIT導入補助金で、
サポートのご相談を受ける際によく受ける質問
をまとめてみましたので、ご参考ください。
Q1. 何回でも申請していいの?
A1. 採択決定までは、何度でも申請OKです。
IT導入補助金の申請は、
採択決定となるまでであれば、
何度でも、どの申請枠でも申請が可能です。
たとえば、
いくつかの申請枠への申請をご検討の場合は、
同じ公募回で、または公募回をずらして
希望の申請枠にそれぞれ申請することもできます。
ただし、
採択された場合は2度目の申請NG
補助対象となる事業内容が重複しない
ように気を付けましょう。
Q2. 開業1か月経ったばかり。申請OK?
A2. 要件を満たしていれば申請OKです。
申請要件を満たし
必要書類が提出できるのであれば、
開業間もない事業者さまでも申請いただけです。
申請者の事業者形態(法人・個人)
によって必要書類は異なります
ので、最新の公募要領を確認しましょう。
Q3. ウェブサイトを作りたい!補助対象?
A3. 補助対象外です。
ウェブサイトの制作については、
残念ながら補助から外れます。
ECサイトの制作も同様の取り扱いとなります。
Q3. 毎回どのくらい採択されてるの?
A3. 年間5~7割が採択されています。
通常枠をベースにチェックしてみると
昨年度の平均の採択率は60%を超えましたが、
インボイス電子取引類型は
わずか1件のみの申請&採択のみ
など、
審査は決して甘くない
と言って良いでしょう。
<中小企業庁:過去年度の採択結果>


加えて過去には
キックバックや虚偽申告などからの
補助金不正受給
も発覚、事例として公表されていることから、
今後はより厳しい審査も予想されます。
<会計監査院:IT導入支援事業実施状況>

補助金は
学識有識者や中小企業診断士
といった専門家によって
書類不備や要件のマッチ
事業の実現可能性
などを十分にチェックされますので
計画的な申請が採択のカギを握る
と言ってもよいでしょう。
Q4. 不採択になる大きい理由は?
A4. 書類や入力不備が推測されます。
IT導入補助金で採択見送りとなる原因で
多いと思われるのはやはり、
申請内容の不備が考えられます。
定められた書類の種類や準備枚数過不足
オンライン上の入力ミス
などは、
申請者の事業クオリティ自体も
大きく疑われる要因となるので、
十分に注意したいところです。
そのほか、補助金事務局からも
過去多く寄せられた質問の回答が
紹介されていますので、ご参考いただけます。
※補助金事務局:よくある質問
【業務のデジタル化、効率化に制度を最大活用!】
IT導入補助金は、
中小事業者の皆さまのビジネスデジタル化、IT化
を強力にサポートし、毎年展開の任期の制度です。
補助金活用によってITツールを新たに導入し、
業務効率アップやビジネス拡大のスタートを
気持ちよくきれるだけでなく
働き方改革やインボイス制度
などにおける課題解決にもつながります。
2025年度の申請受付は
いよいよ来月末に迫ってきましたので
今後リリース予定の最新情報詳細を
十分にご確認のうえ、計画的にご活用ください。
WINDS行政書士事務所は
さまざまな補助金の採択実績、ノウハウを駆使して、
事業者の皆さまをサポートいたします。
実際の申請の際には、是非ご相談、ご活用ください。